【第3回】FUnity(ファニティ)プロジェクトを作ろう!

FUnity Unity
FUnity

こんにちは、パパコーダーです!

前回は Unity プロジェクトに FUnity(ファニティ)をインポートしました。
今回はいよいよ FUnity 用の新しいプロジェクトデータ を作ります。

これは Scratch で言うところの
「新しい作品をつくる」にあたります。


🎮 FUnityプロジェクトとは?

Unity は「ゲーム全体のプロジェクト」ですが、
FUnity ではその中に 独自の“作品データ” を作ります。

この中には以下のものが含まれます👇

  • Actor(キャラクター)一覧
  • Stage(背景)データ
  • Sound(音声)データ
  • プロジェクト設定
  • Visual Scripting の保存先

FUnity プロジェクトを作ることで、
Scratchのように“作品ごとに独立した管理”ができるようになります。


🔧 1. FUnityManager をシーンに作成しよう(重要!)

まず最初に、シーンに FUnityManager オブジェクトを配置しておきます。

先に FUnityManager を作っておくことで、
このあと作成する FUnity プロジェクトデータが自動的に FUnityManager に設定された状態 になります。

もしシーンに FUnityManager が見当たらない場合は、次の手順で追加します。

▼ 手動で FUnityManager を追加する方法

  1. Hierarchy(ヒエラルキー)で右クリック
  2. Create Empty を選択し、名前を FUnityManager に変更
  3. Inspector の Add Component から
    FUnityManager を検索して追加

これで FUnityManager がシーンに配置されます。

※複数のシーンで使う場合は、基本的に 各シーンに1つだけ 置きます。
 今回は1シーンで進めるので、最初のSceneに1つ置けばOKです

Create Empty
Create Empty
Add Component
Add Component

🔧 2. FUnityメニューから新規プロジェクトを作成しよう

次に、FUnity 用の“作品データ”を作っていきます。

Unity 画面上部のメニューから、

FUnity → Create → New Project…

を選んでください。

上部メニュー
上部メニュー

🔧 3. プロジェクトの名前をつけよう

ポップアップウィンドウが開きます。

今回は Scratch 作品の
「ボールを避けるゲーム」 を作るので、

例:

BallAvoidance

などの短めの名前がおすすめです。

入力したら Create ボタンを押します。


🔧 4. プロジェクトフォルダが自動生成される

作成が成功すると、Unity の Assets フォルダの中に、

Assets/FUnity/Projects/(プロジェクト名)/

というフォルダが自動で作られます。
Projectウィンドウで Assets を選ぶと Assets/FUnity/Projects が見えます。

中身の例👇

  • Actors(キャラクター)
  • Sounds(音)
  • Stage(背景データ)
  • ProjectData.asset
  • その他の設定ファイル
プロジェクトフォルダ
プロジェクトフォルダ

🔧 5. FUnityManager にプロジェクトが設定される

シーンに FUnityManager がある状態でプロジェクトを作成すると、
作成した ProjectData が自動的に FUnityManager に設定されます。

▼ 設定を確認しよう

  1. Hierarchy から FUnityManager を選択
  2. Inspector を開く
  3. “Project” の欄に作成した ProjectData が入っていればOK
FUnityManagerのインスペクター
FUnityManagerのインスペクター

🔍 6. Stage(ステージ)の初期状態を見てみよう

FUnity プロジェクトには最初から、

  • 1つの Stage(ステージ)が登録されていて
  • 背景画像をあとから追加できるようになっています
  • Scratchと同じく、FUnityでも Stageは1つで、背景を切り替えて使います

まずはデフォルトでOKです。

今回の「ボールを避けるゲーム」では、

  • シンプルな背景(単色でもOK)
  • 画面サイズは 480×360 を想定(※このシリーズでは FUnity側が 480×360 を基準にしているので、今回は設定変更不要です)

が扱いやすいので、後の回で背景画像をセットします。


🔧 7. FUnity UI がシーンに追加される

プロジェクト作成後、Unity シーン内には自動で FUnity UI 一式が構築されます。

具体的には👇

  • Stage表示エリア
  • Actor表示エリア
  • Overlay(吹き出しなど)
  • FUnityPanelSettings

自動で整っているので、ここは触らなくて大丈夫です。
(Hierarchyに FUnity UI が増えていればOK)


🎉 8. これでFUnityプロジェクトの準備は完了!

今回できるようになったこと:

  • Unity に FUnity プロジェクトを作成できた
  • プロジェクトフォルダが自動生成された
  • FUnityManager をシーンに配置できた
  • ProjectData が FUnityManager に紐づいた
  • 作品を作る土台が整った

これで、次回から Actor(主人公)を作る作業 に進めます!


🔜 次回:第4回「Actor(キャラクター)を作ろう」

次回の記事では、

  • 主人公キャラの Actor データを新規作成
  • スプライト(画像)の設定
  • 画面に Actor が表示されるところまで

を進めていきます。

ここから一気に“ゲーム作りっぽさ”が出てきますよ!

ではまた次回お会いしましょう!


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