Scratch風のビジュアルプログラミング環境を Unity 上で構築できる「FUnity」の最新バージョン v0.3.0 を公開しました。
v0.2.0 から v0.3.0 へ、機能追加・改善・バグ修正を多数行いました。
特に Scratch互換のUnitの拡充、Actorの吹き出し(Speech Bubble)の改善、Scratchモードのスケール制御の安定化 などが大きなアップデートです。
🎉 v0.3.0 の主な変更点
◆ Added(追加)
- Scratch互換の新しい Unit を追加
緑の旗が押されたとき / クローンされたとき / クローンを削除 / すべてを止める / スクリプトを止める など - 当たり判定のサポートを拡充
マウスポインターに触れた / 端に触れた / 他のActorに触れた - Actor の色変更(Hue回転)対応(シェーダーベース)
- FUnityProjectData に FPS 設定機能を追加
- Scratchモードの背景画像のスケール制御と表示方法を改善
◆ Changed(改善)
- Actorの吹き出し(Say / Think)が左右反転で読みにくくなる問題を解消
- 向きを変えても吹き出しは回転せず、常に読みやすく表示
- 複数回表示してもサイズが大きくなったり小さくならないよう改善
- Scratchモードでの解像度スケール計算を調整し、
480×360 基準で安定して表示されるよう変更 - Visual Scripting Unit のカテゴリ整理
Events/FUnity/ScratchやFUnity/Scratch/制御へ再配置して検索性を向上
◆ Fixed(修正)
- Scratchスレッドが停止しなくなる場合があった問題を修正
- 変数表示の文字色が黒背景で見えにくい問題を修正
- VisualElement の Layout 初期化タイミングで null 例外が発生するケースに対応
- Actor 画像が二重に表示されることがあった問題を修正
🛠 導入方法(Unity Package Manager / UPM)
Unity エディタで下記手順を実行してください。
- Window > Package Manager を開く
- 左上の
+から Add package from git URL… を選択 - 以下のURLを入力:
https://github.com/oco777/FUnity.git#v0.3.0
または Packages/manifest.json に直接記述:
"com.papacoder.funity": "https://github.com/oco777/FUnity.git#v0.3.0"
✨ 動作確認環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Unity Version | 6000.0.58f2 (2023 LTS相当) |
| OS | Windows11 で確認 |
| Renderer | UI Toolkit |
🚀 今後の予定
- YouTubeモード / Unityroomモードの実装
- Scratch の「コスチューム」機能の強化
- Children向けワークショップ用テンプレート配布
- Actorの表情アニメーション(「笑顔」「お辞儀」「手裏剣」など)
FUnityは教育・ワークショップ・作品制作・学習用に設計されています。
今後も Scratch や Unityroom と連携しながら成長させていきます。
🧡 さいごに
今回の v0.3.0 は、
ChatGPT Codex とパパコーダーの共同開発によって形になりました。
問題解決や開発効率の向上を支える uithub-like viewer や
大量の改善作業を実現できたのも Codex の力と支援のおかげです。
引き続き応援よろしくお願いします。
感想や機能要望も大歓迎です!
👍 FUnity 最新版はこちらから
GitHub:
https://github.com/oco777/FUnity

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