はじめに
「AIエージェントを使って開発を効率化したい。」
最近、このような話をよく耳にするようになりました。
しかし、
- AIエージェントって何?
- 無料で使えるの?
- Unity開発でも使えるの?
- 設定が難しそう…
と感じている方も多いのではないでしょうか。
私も最初は同じでした。
そこで今回は、無料で始められるAIエージェント「OpenCode」とGoogleの「Gemini」を使って、Unityプロジェクトで実際に動かすところまでを、初心者向けにやさしく解説します。
この記事の手順通りに進めれば、今日からAIと一緒に開発できるようになります。
OpenCodeとは?
OpenCodeは、オープンソースのAIエージェントです。
VS Codeやターミナルから利用でき、プロジェクト全体を読み込んで、
- コード生成
- バグ修正
- リファクタリング
- コードレビュー
- ドキュメント作成
などを手伝ってくれます。
ChatGPTにコードを貼り付けるのとは違い、プロジェクト全体を理解した上で作業してくれるのが大きな魅力です。
今回使用する構成
今回使用する環境はこちらです。
- Windows 11
- Unity 6
- VS Code
- Node.js
- Git
- OpenCode
- Gemini API(Google AI Studio)
この構成なら、無料枠を利用しながら本格的なAIエージェント環境を作ることができます。
Step1 Node.jsをインストール
まずはNode.jsをインストールします。
LTS版をインストールすればOKです。
インストール後、コマンドプロンプトで確認します。
node -v
npm -v
バージョンが表示されれば成功です。
Step2 Gitをインストール
Gitもインストールします。
確認方法はこちらです。
git --version
Step3 VS Codeをインストール
続いてVS Codeをインストールします。
Unity開発なら以下の拡張機能もおすすめです。
- C#
- Unity
- OpenCode Extension(必要に応じて)
Step4 OpenCodeをインストール
ターミナルで次のコマンドを実行します。
npm install -g opencode-ai
インストール後に確認します。
opencode --version
バージョンが表示されれば成功です。
Step5 Gemini APIキーを取得する
次はGeminiと接続します。
まずGoogle AI Studioにアクセスします。

Googleアカウントでログインします。
左側の
Get API Key
をクリックします。
続いて
Create API Key
をクリックするとAPIキーが作成されます。
表示されたAPIキーをコピーしておきます。
ポイント
APIキーはパスワードと同じくらい大切な情報です。
GitHubなどへ公開しないよう注意しましょう。
Step6 OpenCodeにGeminiを登録する
OpenCodeを起動します。
opencode
次に
/connect
と入力します。
すると接続先一覧が表示されます。
今回は
を選択します。
※「Google Vertex AI」ではありません。
続いてAPIキーの入力画面が表示されるので、
先ほど取得したGemini APIキーを貼り付けます。
これでGoogleとの接続は完了です。
Step7 使用するAIモデルを選択する
接続が終わると
/model
が使えるようになります。
ここで利用するAIモデルを選択できます。
私の環境では
Gemini 3.1 Pro Preview Custom Tools
を選択しました。
このモデルはAIエージェント向けに最適化されており、
- コード生成
- ファイル操作
- プロジェクト解析
などを得意としています。
/connect と /model の違い
最初は少し分かりづらいですが、役割は次のようになります。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/connect | AIサービス(Googleなど)へ接続する |
/model | 使用するAIモデルを選択する |
つまり、
まずGoogleに接続し、その後Geminiのモデルを選ぶという流れです。
Step8 Unityプロジェクトで使ってみる
それでは実際にUnityプロジェクトを開いてみましょう。
プロジェクトフォルダへ移動します。
cd C:\UnityProjects\YourProject
そしてOpenCodeを起動します。
opencode
AIがプロジェクト全体を読み込み始めます。
最初にお願いしてみたいこと
最初は小さな依頼がおすすめです。
例えば、
このUnityプロジェクト全体を解析してください。
さらに、
改善できそうな場所を教えてください。
このクラスをリファクタリングしてください。
このコードを初心者にも分かるように解説してください。
などもおすすめです。
AIと会話しながら少しずつ改善していく感覚で使えます。
Unity開発で便利だった使い方
実際に使ってみると、次のような作業で特に便利だと感じました。
- プロジェクト全体の解析
- クラス設計の見直し
- リファクタリング
- バグの調査
- コメント追加
- README作成
- Editor拡張の作成
- テストコード作成
「どこを改善したら良いですか?」と聞くだけでも、多くの気付きが得られます。
AIエージェントは”一緒に開発する相棒”
AIエージェントは、人間の代わりにすべてを作るものではありません。
一緒に考え、一緒に改善していく開発パートナーです。
分からないことがあれば質問でき、
「この設計で良いかな?」
「もっと読みやすくできないかな?」
そんな相談相手にもなってくれます。
特に個人開発では、とても心強い存在になるでしょう。
まとめ
今回は、OpenCodeとGeminiを使った無料AIエージェント環境を紹介しました。
今回の流れをもう一度まとめます。
- Node.jsをインストール
- Gitをインストール
- VS Codeをインストール
- OpenCodeをインストール
- Google AI StudioでGemini APIキーを取得
/connectでGoogleへ接続/modelでGeminiを選択- UnityプロジェクトでAIエージェントを使ってみる
無料でもここまで本格的な開発環境を構築できる時代になりました。
私自身も実際に使い始めて、「もっと早く導入すればよかった」と感じています。
Unity開発をもっと効率化したい方は、ぜひ一度試してみてください。
きっと、AIと一緒に開発する楽しさを実感できると思います。

コメント